全球土地利用シナリオの構築
土地利用の状況は世界の食料生産に影響を与えます。そして、それだけでなく土地利用は気候にも影響を与えます。
この研究室では21世紀の全世界の空間詳細な土地利用シナリオの作成を行いました。
このシナリオは全世界の研究者が使用するRCPs (Representative Concentration Pathways)にもなっています。
全世界の人口分布シナリオ
当研究室では全世界の人口分布から21世紀の人口分布シナリオの作成を行いました。
空間詳細な情報によりマップ化を行って、どの地域の人口が増えるのかが一目でわかります。
図は東南アジアを中心とした地域を拡大したものです。
各国の経済発展を伴う都市化により人口が集中がいっそう進むと予想されています。
木質バイオマス利用ポテンシャルの推定
日本には多くの森林があります。この森林は木質バイオマスの利用が可能です。
しかし、森林からの木材の算出には多額のコストがかかります。
特に林内外の輸送費が重要な要素です。
そこで、輸送費に着目して、日本の森林にどの位の利用可能な木質バイオマスがあるのかを検討しました。
地下水の湧出軌跡
これは趣味の研究です。
海水は塩分を含んでいますが、沿岸付近では真水の地下水が湧き出ているところもあります。
地下水の湧き出る速度は非常にゆっくりとしたものです。
海水より密度の低い真水が海底からゆっくりと湧き出るとき、その真水はどのように浮き上がるのか?
これについて検討を行ったものです。
グラフは地下水の湧出を模擬した実験と、理論的な検討の結果を比較したものです。
丸印が実験で波線が既存の推定方法です。実線が新たな推定方法になります。